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ペルソナ/解説/運命~審判 ペルソナ/解説/運命~審判10. 運命 the WHEEL OF FORTUNE . 11. 剛毅 the STRENGTH . 12. 刑死者 the HANGEDMAN . 13. 死神 the DEATH . 14. 節制 the TEMPERANCE . 15. 悪魔 the DEVIL . 16. 塔 the TOWER . 17. 星 the STAR . 18. 月 the MOON . 19. 太陽 the SUN . 20. 審判 the JUDGEMENT . 10. 運命 the WHEEL OF FORTUNE . Lv 名前 解説 62 ノルン 北欧神話の運命の女神たち。巨人族であるといわれる。世界樹イグドラジルの根の下に湧く井戸を住家としている。彼女たちの決定する運命には、神々も従わざるを得ないという。 54 アトロポス ギリシャ神話において主神より運命の司を任されたとされる3姉妹、「モイライ」の1者。運命の糸を、ラケシスが定めた長さに従ってアトロポスが断ち切る。右手にはそのためのハサミを握っている。 45 ラケシス ギリシャ神話において主神より運命の司を任されたとされる3姉妹、「モイライ」の1者。クロトが紡いだ糸を、ラケシスが測り、長さを定める。その長さこそ、即ち生命の長さであるという。 33 クロト ギリシャ神話において主神より運命の司を任されたとされる3姉妹、「モイライ」の1者。運命は糸に象徴され、クロトはその紡ぎ手にあたる。 23 クシミタマ 神道の教義「一霊四魂」に示される、4つの魂のうちの1つ。病の治療や健康の維持に関する恵みをもたらすという。 17 フォルトゥナ ローマの幸運の女神。運命の車輪を司るとされる。もとは家畜や穀物の多産・増殖をもたらす神であったといわれる。ギリシャ神話の女神テュケーと同一視されている。 11. 剛毅 the STRENGTH . Lv 名前 解説 55 ジークフリード ドイツの叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に記される北欧の勇者。自らが倒した悪龍ファフニールの血を浴びて傷つかない体となるが、唯一、木の葉が邪魔し背中の一点に急所を残す。ここを敵将ハゲネに突かれて絶命した。 49 カーリー インド神話における、シヴァの妃の一人。大地神の恐怖側面を司り、好戦的で血を好む。頭骨や血塗れの剣を常に握っているが、しかしその手には信徒に祝福を与える力が宿ると言われ、強烈な二面性が表れている。 46 ナラシンハ ヴィシュヌ神の変身である半人半獅子の神。人間・動物・神には殺されないという恩恵を受けていた魔王ヒラニャカシプを倒すためにこの姿で地上に現れ、夜にも昼にもしなないとされた魔王を夕方に討った。 37 ハヌマーン インド神話の英雄。変幻自在かつ空を飛ぶ力を持ち、叙事詩「ラーマヤーナ」の中に幾多の活躍が記されている。名は「顎骨を持つもの」の意で、猿の頭と尾を持つ人間の姿で描かれる事が多い。 29 ジコクテン 仏教の語法神。四天王の一者。八部衆を同属にもつ。帝釈天の命を受け、四方位の東を守護する。 21 ティターン ギリシャ神話でガイアとウラヌスの間に生まれた3つの巨人族の1つ。他の2族が怪物の姿であったのに対し、唯一ティターンだけが巨人の姿で生まれた。みな青銅の鎧兜を纏い、重装兵のような姿をしていたとされる。 13 ヴァルキリー 北欧神話の主神オーディンの娘達。鎧兜を纏い、駿馬を駆り、自らも空を駆け戦ったとされる。来るべき神々のたそがれラグナロクに備え、人間の勇士の魂をヴァルハラ宮に導く役を担う。名は「死者を運ぶ者」の意。 12. 刑死者 the HANGEDMAN . Lv 名前 解説 58 アティス 小アジアはフリュギアの復活する神。地母神キュベレに捧げられる運命を担ったアティスは、人々の救済のために生贄となり、殺されては復活する、救世主的な神として崇められた。 48 ウベルリ 小アジア・ヒッタイトの大地の巨人。天と地が出来た時からそれを支えているが、ひどく鈍感である。神々が戦争を行った際に生み出された怪物ウルリクムミを右肩に置かれても気づかなかった。 38 ヴァスキ インド神話の古い巨大な龍。神々が巨大なマンダラ山を使い混沌の乳海を攪拌しようとした際、その身体が使われた。抵抗して神々に毒を吐こうとしたが、シヴァ神にその毒を一息に飲み込まれた。 28 オルトロス ギリシャ神話において世界の果ての島に棲む怪物ゲリュオンの牧場を守護した双頭の番犬。非常に優秀な番犬であったが、英雄ヘラクレスが12の難事を行う中で一撃の下に殺されてしまう。 21 タケミナカタ 日本神話の軍事の神。狩猟神・豊穣神としての性格も併せ持つ。国譲りを巡ってタケミカヅチに抵抗し敗北。落ち延びるも信濃国に追い詰められ、以後、諏訪の地を出る事を禁じられた。 10 イヌガミ 日本の伝承の中で、古来より人の体にとりつくと信じられている犬の霊。乗り移られると「犬付き」と呼ばれる状態に陥り正気を失う。また、陰陽師に式神として使われる事もある。 13. 死神 the DEATH . Lv 名前 解説 64 タナトス ギリシャ神話の死を司る神。夜の神ニュクスの息子で、冥界の王ハデスに従う。黒い衣服をまとい、手には死を招く剣を持っている。寿命が尽きる人間の髪を切り、冥界に送って、その者を誘うという。 56 アリス 正体不明の金髪の少女の姿をした霊。幼い容姿だが、底知れぬ呪力を持つ。何者かのイメージから生まれた悪霊とも、不幸な死を遂げたイギリス人少女の霊であるともいわれる。 45 モト カナンの地を脅かした、メソポタミアの死と不毛の神。「忌」を意味する名の冥界に住む。自らと対を成す豊穣神を陰謀に陥れて殺すが、その妹アナトによって報復を遂げられ、討たれる。 35 サマエル 「毒ありし光輝の者」という背反の意味の名を持つ、謎多き天使。その姿は翼ある大蛇で、天使でありながらデーモンの首領とも通称される。堕天使とする解釈もあるが、それでは説明のつかない記述が聖書などに多く残る。 24 ペイルライダー ヨハネ黙示録に記される、世界の終末に現れるとされる四騎士の一。青白い馬に乗り、黄泉ハデスを従えている。死病でもって人々の命を奪い、滅ぼす力を持つ。 19 ロア ヴードゥー教に語られる神や聖霊らの総称。教義に伝わる多くの神秘存在のうち、地上で人間の営みに実際的な影響をもたらす存在がこの名で呼ばれる。陰の属性にある者は呪殺にまつわる強い力も持っているという。 14. 節制 the TEMPERANCE . Lv 名前 解説 56 ビャッコ 中国の多くの神話や思想に語られる「四聖獣」の一つ。方角の西、季節の秋、五行思想の金を司る。古代中国における百獣の王は虎であり、ビャッコはその頂点に立つ存在とされる。 51 スザク 中国の多くの神話や思想に語られる「四聖獣」の一つ。方角の南、季節の夏、五行思想の火を司る。ウズラに似た姿の巨鳥で、五色の美声でさえずるという。 44 オオクニヌシ 日本神話の国津神。スサノオの課した難事に打ち克ち、その娘スセリヒメと出雲に国を築いたと言われる事から、出雲建命の祖先にあたるとされ、出雲神話の最も重要な神に位置付けられる。農耕や医療の力も司る。 36 セイリュウ 中国の多くの神話や思想に語られる「四聖獣」の一つ。方角の東、季節の春、五行思想の木を司る。四つの獣のうちで最も尊く、海底の宮殿に住むとされる。 29 ゲンブ 中国の多くの神話や思想に語られる「四聖獣」の一つ。方角の北、季節の冬、五行思想の水を司る。未来を見通して智恵を授け、時には人に化身して魔と戦う事もあると言われる。 22 ミトラ 古代ペルシャの契約神。戦神や太陽神としての顔も併せ持つ高位の神。世界全体の調和や真理を司り、これを乱そうとする全ての悪意ある者に裁きと罰を与える。また、調和を守る力の1つとして、病を癒す力も持つとされる。 12 ニギミタマ 神道の教義「一霊四魂」に示される、4つの魂のうちの1つ。霊魂のもつ二面の働きのうち、穏やかな側面を司るという。 15. 悪魔 the DEVIL . Lv 名前 解説 81 ベルゼブブ その名に「蝿の王」という意味を持つ、地獄に君臨する魔王。彼は手下の蝿を遣い魂を運ばせ、支配する。カナンの主神バアルがおとしめられてなった姿であるとも言う。 70 アバドン 黙示録に記された奈落の王。害虫の大群や疫病を率いる魔王だとされる。元来は、イナゴが大発生して人里を食い荒らす天災が神格化されたものと言われている。 61 リリス 旧約聖書でアダムの最初の妻となった女性旧約聖書でアダムの最初の妻となった女性。後に楽園を出て夜魔と化す。堕落と追放の経緯に関しては諸説あるが、総じて不貞の象徴として描かれる。元来はバビロニアの地母神であった。 52 サキュバス ヨーロッパ各地の伝承に残る女性型の夢魔。男性型のインキュバスと対をなす。眠っている男性の夢に忍び込み、性的関係を結んで精を集める。素顔は醜い老婆だが、夢に現れるサキュバスは大変な美貌を備える。 34 インキュバス ヨーロッパ各地の伝承に残る男性型の夢魔。女性型のサキュバスと対をなす。眠っている女性の夢に忍びこみ、子を身篭らせるという。 24 ヴェータラ ヒンドゥー教や仏教で語られるガキの一種。無数のガキの中でも特に危険で力の強い者がこう呼ばれる。墓に潜み、呪文で死体を操って、人間に害を成す。 8 リリム 旧約聖書で、アダムが最初の妻リリスとの間に設けた子らの名。母と同じく悪魔か、あるいは夢魔のような存在であると解釈される。後にギリシャに伝わり、エンプーサの名でも呼ばれた。 16. 塔 the TOWER . Lv 名前 解説 86 シュウ 中国の古代神話に登場する魔王。数々の武器を発明した者でもあるとされる。強大な軍勢を率い、世界を脅かすが、太母神である西王母の助けを得た英雄・黄帝に敗れ、体をバラバラにされ2ヶ所に埋められた。 82 シヴァ インド神話における、三大神の一つ。ヴィシュヌと並び、今なお熱烈な信仰を集める神。破壊神として無比の力を誇りながら、同時に医薬や再生を司る神でもあり、彼の舞い踊るリズムによって万物は流転するという。 73 マサカド 平将門。平安中期の東国の英雄。「新皇」と称して朝廷に反抗を起こすが、藤原秀郷らに討たれる。京で晒された首は江戸まで飛来し、そこで御霊神になったと伝えられている。 67 セイテンタイセイ 斎天大聖孫悟空行者、いわゆる「孫悟空」。花果山の山頂にあった仙石が天地の気を受けて命を宿した存在。天・地・冥の三界を荒らし回って釈迦如来の戒めを受けるが、後に三蔵法師に救われ、成道の旅へとおもむく。 60 ビシャモンテン 仏教の護法神。四天王の一者で、元来の名を多聞天。八部衆を同族にもつ。帝釈天の命を受け、四方位の北を守護する。聖徳太子に戦勝祈願を奉じられた謂れがあり、以来、戦神として武人の人気を集める。 54 ウリエル 天使のヒエラルキーの頂点に立つ四大天使の一者。名は「神の炎」を意味する。最後の審判の日に復活と裁きを執行する天使とされる。また、天の星の運びを管理する役割も担う。 40 クー・フーリン アイルランド神話に登場する英雄。この名は「クランの猛犬」を意味する異名であり、元来の名はセタンタ。長身で快活な美青年。師より皆伝の証に譲られた魔槍を手に、数々の活躍を遂げた。 31 エリゴール ソロモン王の72柱の魔神の1者。騎士の姿で現れる。未来の出来事を見通す力を持ち、戦争に関しても博学であるという。 17. 星 the STAR . Lv 名前 解説 88 ルシファー 悪魔の王になったと伝えられるユダヤ教・キリスト教の堕天使。その名は「明けの明星」を意味する。天界では神に次ぐ地位にあったが、驕りから天使の三分の一を率いて反乱を起こし、神の軍勢に討たれた。 74 サトゥルヌス イタリアの古い邪悪な神。黒い太陽との異名も持つ。大地の穣りの代わりに生贄を要求したという。後にローマ人によってクロノス神と同一視されるようになった。 65 ガルーダ インド神話の聖なる鳥。ナーガ族の陰謀で捕われた母を救うため、不死の甘露を狙って一度は天界を襲った。この際、多くの神々を退けた力をヴィシュヌに買われ、不死の獲得と引き換えに、以後ヴィシュヌの乗り物となる。 58 ガネーシャ インド神話の象頭神。元来は夫シヴァに入浴を見られまいとしたパールヴァティが護衛の為に垢から作った神。しかしたちまちシヴァに首をはねられ、遺骸を最初に発見した象の頭を代わりに与えられ復活し、現在の姿となった。 49 キウン 旧約聖書のアモス書において、イスラエルの民が主たる神を受け入れる前に信奉していたと記されている偶像神。星を象徴するという。サクテの名で呼ばれる別の偶像神と一対で語られる事が多い。 39 ナンディ インド神話の聖なる牡牛。四足獣の守護者とされる。シヴァ神の侍者であり、彼の乗り物でもある。シヴァが聖なる踊りを舞うときには、そのための音楽を奏でる。 18. 月 the MOON . Lv 名前 解説 71 サンダルフォン ユダヤ教の有力な天使。メタトロンの双子の兄弟とされる。彼は天界の書記官であり、人々の祈りを神へ届けるという役目を持つ。ヘブライ語の祈りを神の頭にのせる花飾りとすることも彼の役目だとされる。 66 セト エジプト神話の悪神。もとは上エジプト地方で崇拝された主神であった。兄であるオシリス神を謀略により殺害し、神々の支配者となるが、オシリス神の息子であるホルス神に討たれる。 58 チェルノボグ スラブ神話の死神。名は「黒い神」を意味する。地下に住み、夜と悪と死を司るとされる。光と善を司る「白い神」ベロボーグは彼に対立する者である。人々の中には、その呪力ゆえ彼を崇拝する者もいた。 48 ディオニュソス ギリシャ神話における酒と演劇の神。主に女性から熱狂的な信仰を集めた。元来はトラキアの山脈を守護する生命の神。葡萄の木を発見し、その栽培と葡萄酒の製法を人間に普及させたという。 42 ギリメカラ スリランカの神話に伝わる巨象の怪物。釈迦の解脱を阻みに訪れた魔王マーラが騎乗していたとされる。邪眼を持ち、それに据えられた者には病と災いが降り注ぐという。 26 ヤマタノオロチ 古事記に登場する、8つの頭と8つの尾を持つ巨大な龍。毎年娘を生贄として食らっていたが、罠として仕掛けられた酒によっていた所をスサノオ神の剣で切り裂かれて死んだ。 15 グルル スリランカの神話に伝わる巨鳥の姿の悪魔。思想的に敵対するインド神話の霊長ガルーダが悪魔として解釈された存在。 19. 太陽 the SUN . Lv 名前 解説 85 アスラおう インド神話のアスラの王。「偉大なるあまねく照らす者」という意味のマハーヴィローシャナがその名である。仏教に入ると大日如来に変わり、密教の最高神となった。 78 ヴィシュヌ インド神話における、最高神の1つ。宇宙を維持す。太陽の光が神格化された存在。10の姿に化身し、正義を打ち立てるために様々な時と場所に現れ悪を討つ。 75 メタトロン 天使の中で最も偉大で最も謎に満ちている者。神の顔、契約の天使など多数の異名を持つ。世界を維持する努めを担っているとされる反面、人々に残虐な行為を為す側面も併せ持つと言う。 63 ホルス 古代エジプトにおいて、天空、鷹と隼、ナイル河の流れなど、自然の恵みや偉大さを広く象徴した神。時にホルスこそが主神と見なされた場合もあり、その影響から太陽の属性をも併せ持つ。 55 ジュターユ インド神話のハゲワシの王。霊長ガルーダの化身であるとされる。ヴィシュヌの化身であるラーマ王を助けて、魔王ラーヴァナから王女シータを取り返すべく奮闘する姿が叙事詩ラーマーヤナに記されている。 43 ケツアルカトル アステカ神話の神。名は「羽毛のある蛇」の意であり、翼ある大蛇として描かれる。自らの血で人を造り、その豊穣と文化を培った。また、金星はケツアルカトルの心臓であると言われる。 30 ヤタガラス 日本神話に伝わる霊鳥。アマテラスが人間に遣わしたという3本の脚をもった聖なるカラス。戦で道に迷った神武天皇の東征軍を導き勝利させた。高い神格ゆえ、資格の無い者が直視すると気がふれてしまうという。 20. 審判 the JUDGEMENT . Lv 名前 解説 90 メサイア 救世主。最後の審判の前に現れ、善き人々を救うとされる者。世界各地の神話や伝承に多様な形であらわれる普遍的な存在である。その多くは死と再生を経て生まれてくる。 79 サタン 名に「敵対者」の意味を持つユダヤ教・キリスト教の闇の天使。エデンの園でアダムとイヴを誘惑した悪しき蛇としても知られる。人間を審判するために天界から遣わされた、告発する天使であるともいわれる。 72 ミカエル 天使のヒエラルキーの頂点に立つ四大天使の一者であり「神の如き者」を意味する名を持った最高位の天使。神自身が右腕とたのむ最も優れた存在で、手には、いかなる刃と切り結んでも打ち克つ神秘の武器を握るという。 65 トランペッター ヨハネ黙示録に予言されるラッパを持つ神の遣い。天使の一態であるとされる。彼らの吹き鳴らすラッパは火災や星の墜落など様々な災厄を起こし、地上を一旦、死の世界へ変えると言う。 59 アヌビス ジャッカルの頭を持つ、エジプト神話の死者を導く神。死者の魂を裁く「オシリスの法廷」で死者の心臓の重さを量り、天国に行けるかどうか判断する役目を担う。ミイラ化の技術を司るのも彼である。
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「ゆっくりの皮、うめえ」 「カリッとするまで炙って醤油最高」 「こないだカレーつけたらかなりイケたぜ」 「けっこう皮好き多いよな」 「加工所で働いてるって言ったら、それならゆっくりの皮手に入らないか、って聞かれた わ」 「でも、あいつら大部分餡子だからなあ、けっこう皮って貴重だよね」 「うん、だからおれたちだけで食っちゃう」 「もっと皮のあついゆっくりが作れたらなあ」 「文字通り、面の皮のあついゆっくりか」 そんな、加工所職員たちの会話がきっかけだったという。 その話を聞いた開発部門の人間が乗り出して、最初は片手間だったが次第に実現の可能 性が見えてきたところで上層部に打診したところ、上も乗り気になった。 ゆっくりの皮愛好家は多い、という認識を、彼らもまた持っていたのだ。 ゆっくりを食品にする際には、やはりなんといってもその大部分を占める餡子が利用さ れる。 ゆっくり食品といえば餡子、餡子といえば甘い。 ゆえに、ゆっくりを食べ物として愛好するものは甘味好きというのが当然であった。 しかし、皮だけを大量に作ることができたら……。 ゆっくりの皮は、小麦粉を水で溶いて乾かしたものに非常によく似た……というかほと んどそのまんまである。 それ自体にはそれほど味は無い。 だが、それゆえに甘いものでも辛いものでもつけて食べられるのだ。 これは新たな客層を開拓できると踏んで、ゴーサインが出た。 そして――。 「ゆっきゅちぃぃぃぃ!」 「ゆきゅ! ゆきゅ! ゆきゅぅ!」 「ゆっく! ゆっく! ちぃぃぃ!」 ここは、発売開始後またたくまに人気商品となった「ゆっくり皮」の製造部門。 固定され、頭に栄養剤を注入する管と、それとは別にもう一本、計二本の管をつけられ た母体ゆっくりたちが一様に感情の無い目で、産み落とされていく我が子を見つめている。 「ゆっくりしていってね!」 その中で数匹だけが、愛情をこめて子供に声をかける。 昨日、ここに来たばかりの、ここでの出産が初めてのものたちだ。 「ど、どぼじでええええ!」 「おぢびぢゃん……ゆ、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね! ……どぼじでちゃんと言えないの ぉぉぉぉぉ!」 新入りの母体たちは泣き叫んだ。 我が子が一匹としてまともに挨拶を返さないのだ。 「ゆきゅ! ゆきゅきゅきゅ!」 「ゆぴ! ぴぴぴぃ!」 「ゆぴゃぴゃぴゃ!」 それは、明らかにいわゆる未熟ゆと呼ばれる「足りない」ゆっくりであった。 それを見て、前からいる既に感情の磨耗しきった母体ゆっくりたちは、やはり全く無感 情であった。 「ゆっきゅちちていっちぇね!」 「ゆっくりしていってね!」 その中で、その場に似つかわしくない声が上がった。 「ゆっくりしていってね! まりさがおかあさんだよ!」 その母体のまりさは、十匹の子供を産み落としていた。 そのうちの九匹が足りない子であったが、最後に生まれたまりさ種だけはきちんと挨拶 をできたのだ。 「きゃわいいまりしゃがうまれたのじぇ! おきゃあしゃんといーっぱいゆっくちちゅる んだじぇ!」 と、母まりさが泣いて喜ぶことを言う子まりさ。 それを見て、全ての子が足りない子だった他の何匹かの新入りたちが羨ましそうな顔を する。 以前よりの母体たちは……やはり、無感情であった。 知っているのだ。 足りない子であろうと、そうでない子であろうと、自分たちが産んだ子たちはすぐに奪 われることを……。 ほら、あの音が聞こえてきた。 ういーん、ういーん。 その音が聞こえてきたら、もうこの子たちとはおさらばだ。 子供たちが落ちたふわふわの地面さんが少しずつ動いていく。 「ゆゆ!?」 新入りたちは驚いて横にスライドしていく我が子たちを目で追う。 「お、おちびぢゃあああああああああん!」 「ゆ!? ゆぴゃあああ! おきゃしゃん、にゃんでいっちゃうんだじぇぇぇぇ!」 「おちびぢゃん、いがないでえええええ! おぢびぢゃああああん!」 ただ一匹、まともな子まりさを産んだまりさは特に大声で泣き叫んだが、他の新入りた ちも、足りないとはいえ我が子が離れていくのに戸惑っていた。 「ゆえーん、ゆえーん、おきゃあじゃんがいにゃくなっちゃったのじぇぇぇ!」 子まりさは泣いていた。 だが、泣いているのは子まりさだけで、姉妹や他の子ゆっくりたちは愉快そうに笑って いる。 「「「ゆきゃきゃ! ゆっきゅぅ!」」」 言うまでもないことだが、足りてないのでそもそもあそこにいたのが自分の母親である とかそういうことすら理解できていないのだ。 これもまた言うまでもないが、この子たちがこうなのは、特殊な薬品によって皮をあつ くされているため、その分、中身の餡子が生存が可能なギリギリまで抑えられているから である。 あの、母体の頭に刺さっていた二本の管のうち栄養剤のそれではない方が、その薬品を 流し込むためのものだったのだ。 「ゆぅぅぅ、みんなゆっきゅちちてないのじぇ、ゆっくちちてるのはまりしゃだけなのじ ぇ」 周りのものがみんなまともではないことを知った子まりさは、不安そうに言った。 「ゆっ! まりしゃだけゆっくちちてるのじぇ! ゆっくち!」 だが、すぐにその不安は自分だけがまともでゆっくりしているという優越感に変わった。 「ゆぅぅぅ、はやくきょんなきもちわりゅいやちゅらからはなれちゃいのじぇ」 狂ったように笑っている他の子たちからできるだけ距離をとって、子まりさは蔑視もあ らわの目をしていた。 「……」 ひょい、と一人の人間が無言のまま、子まりさを摘み上げた。 「ゆっ! おしょらをとんでるみちゃいなのじぇ~」 驚いた子まりさだが、その浮遊感にゆっくりした。 「ほい」 そして、置かれたのはとある透明の箱だ。 「ゆっ!」 そこには、れいむ種、ありす種、そして同じまりさ種の三匹の子ゆっくりがいた。 「ゆっきゅちちていっちぇね!」 「「「ゆっきゅちちていっちぇね!」」」 三匹が、きちんと挨拶してくれたのに子まりさは安堵する。この子たちは、あいつらと 違ってちゃんとゆっくりしているようだ。 早速、四匹はあれこれと話し合う。 他の三匹もやはり産まれてすぐに母親と離れてしまい、まわりはゆっくりしていない子 ばかりという状況から人間さんに救い上げられてここに入れられたらしい。 そこからゆっくり導き出された結論は、まりさたちは他の連中と違ってゆっくりしてい るから別にされたのであろうということだった。 だから、そのうちにおかあさんとも会えるし、ゆっくりできるに違いない、というそこ は生まれたばかりの子ゆっくりであるから際限なく薔薇色のゆん生を期待していた。 しかし、ここは、面の皮のあついゆっくりの製造をしているところなのである。 そう……このちゃんとしたゆっくりであるこの四匹は失敗作なのである。だから弾かれ たのだ。 人間がまりさたちの入った箱を持ち上げた。 「ゆゆ!」 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆーん、まりしゃおにゃかがすいちゃのじぇ」 「あみゃあみゃちょうらいね!」 人間は、それらの失敗作の言葉を無視して、箱を持ったまま歩いていく。 「はいこれ」 「おお」 そして、別の部屋へとやってくると、そこにいた同じ服を着た人間に箱を渡した。 四匹は、その新たな人間にやはり挨拶したり空腹を訴えたり食べ物をねだったりしたが、 これもまた完全に無視された。 「ゆっくちちてね! ゆっくち!」 「にゃんでれいみゅのいうこちょむちちゅるの!」 「まりしゃ、おにゃかがぺーこぺーこなんだじぇ!」 「はやくごはんちょうらいね!」 何を言っても無視された。 しばらくすると、箱が置かれた位置から見える部屋に、たくさんの子ゆっくりが入った 箱を持った人間がやってきた。 「ゆ!? あ、あいちゅらだよ!」 その箱に入っていたのは、さっきのゆっくりしていない連中であった。 四匹とも、相変わらずのゆっくりしてなさを心底軽蔑しきって嘲笑った。 あの連中を見ていると、自分たちがとてもゆっくりしているように思え、そしてこんな にゆっくりしているのだから、この先もゆっくりできると確信できるのだった。 「「「ゆきゅ! ゆきゅ! ゆきゅきゅ!」」」 嬉しそうな奴らの声が聞こえてくる。 「ゆぅ……」 「ゆゆ、きもちよちゃそう……」 ゆっくりしてない連中がいる部屋の床は、どうやらふわふわの毛布が敷いてあるらしく、 みんな気持ちよさそうに転がったりしている。 「ゆぅ……にゃんでまりしゃたちのほうはかたいじめんしゃんなのじぇ……」 まりさは不平満々であった。他の三匹ももちろん同感だ。 そして、それでは終わらなかった。 「むーちゃ、むーちゃ、ゆっきゅぅぅぅ!」 「ゆきゅ! ゆきゅ!」 「うめ、うめ、うめええええ!」 おいしそうなごはんを貪り喰らって嬉しそうにするゆっくりしていない奴ら。 「……ゆぅ」 「おにゃかすいちゃよぉ……」 「ごはんたべちゃいよ……」 「にゃんで……にゃんであいちゅらがむーちゃむーちゃちてりゅのに……」 一方の失敗作どもには何も与えられない。 羨ましそうに、奴らの不当な(と当然まりさたちは思っていた)ゆっくりぶりを見てい るだけだ。 一週間後――。 「ゆっ、ゆっ、ゆっきゅぅ」 「ゆぴぴぴ」 「ゆぴゃ、ぴゃぴゃ」 連中は、やはりゆっくりしていた。 ふわふわの毛布においしいごはん。 体も成体サイズに近い。 だが、たっぷりとゆっくりし、食事をしているとはいえ、その成長ペースは明らかに早 すぎた。 だが、答えは簡単、ごはんに、強力な成長促進剤が入っているのだ。 時々、人間がやってきてつついたり触ったりしていく。 「よし、よし、ゆっくりしていってね」 「「「ゆきゅきゅ、ちぇね!」」」 人間は優しそうに呼びかけ、みんな嬉しそうに答える。 そして、それを箱の中から眺めている四匹は、あからさまにやつれていた。 体のサイズは成体に近くなっているが、これは一日一本、人間から栄養剤と成長促進剤 を注射されているためだ。 注射の仕方は乱暴で、所かまわずに注射針を打ち込むので痛くてしょうがない。 「ゆぐ……ゆぐ……」 まりさは右目から涙を流していた。 左目は無い。 注射される際に嫌がって暴れたために左目に刺さってしまったのだ。 人間は構わずに押し込んでそこから注射した。 そして、左目の激痛を訴える子まりさを一瞥すると、注射針をもう一度左目に指して目 玉をほじくり出してしまった。 それからは、みんな注射される時も暴れずにおとなしくされるようになった。 「ゆぐぅ、ゆぐぅ、なんで、なんで……」 「れいむだぢ、ゆっぐりじでたのに……なんで」 「なんで、ありずだぢがこんなゆっぐりでぎてないのに……あいづらだけ……」 「おがじいのぜ……ぜっっっだい、おがじいのぜ……」 そんな酷い目にあいつつ、見下ろし蔑視していた連中のゆっくりした様子を見せ付けら れて四匹とも凄まじいストレスを感じていた。 さぞや、その中身の餡子は甘くなっていることだろう。 ゆっくりの餡子は、苦痛やストレスなどのマイナスの要素を与えることにより甘味を増 すという特徴があることはよく知られたことである。 では、皮はどうかというと、これがもうゆっくりしていればいるほど弾力のあるもちも ち皮になるのだ。 とてもゆっくりと暮らしている飼いゆっくりなどは肌はきれいでもちもちしているが、 中身の餡子はとても食べられたものではない。 もちろん、飼い主に愛されて暮らす飼いゆっくりの中身が美味しい必要など無いのでそ れでいいのだ。 このゆっくり皮の素材となるゆっくりたちも、そのためにとてもゆっくりとした環境で 育てられる。 成長促進剤も注射した方が効果が大きいのだが、注射針が刺さった時の苦痛が皮に悪い 影響を与えるので餌に混ぜている。 「よーし、ここの奴ら、もう加工部門に出すぞー」 「「はーい」」 先ほど、皮をつついたり触ったりしていた人間が言うと、その部下らしい二人の人間が 動き出す。 一人は、例の失敗作が入ってる箱へと向かった。 「「「「ゆひぃ!」」」」 もう人間を見るだけで恐怖するようになった四匹だったが、そのうちの一匹のれいむの 髪の毛を乱暴に掴んで引っ張り上げた。 「ゆあああああ、やべでね! やべでね!」 れいむは、底の深い大きな皿の上に乗せられた。 「ゆ、ゆ、ゆっぐり、ぶべ!」 じでね、と続けようとしたのだろうが、人間が振り下ろしたハンマーによってそれは遮 られた。 頭頂部を思い切り叩き潰されたれいむは、ゆ゛っ、ゆ゛っ、と呻くばかりになった。こ うなっては時間の問題だろう。 「「「ゆひゃあああああ!」」」 残りの三匹はより一層震えた。 今まで酷い目にあってきたまりさたちだったが、人間たちが自分たちを殺さないように していたのにはなんとなく気付いていた。 殺されはしない、というのが、どれだけこの酷い生活の中であまりにも淡い希望となっ ていたことか。 しかし、その常識は覆された。 次はありすだ。 全く同じ。 次はもう一匹のまりさ。 やることは変わらない。 そして、最後に残ったまりさもまた、皿に乗せられた。 ぐにぐにと底部を動かすが人間の左手が押さえつけているため微動だにできない。 そして、右手が振り下ろされ――。 「ゆ゛っぐりぃぃぃぃ!」 もう一人は、部屋から出ていたが、失敗作が全部死んだ頃に一本のボンベを持って戻っ てきた。 そのボンベからはホースが伸びていた。 「あー、ちょっとまってなー」 失敗作を処理した人間が、その成れの果てが乗った皿をゆっくりたちの部屋に入れる。 「「「ゆきゅきゅ!」」」 そのきついぐらいに甘ったるい臭いに反応したゆっくりたちは、すぐさまそれにかぶり ついた。 この最後の食事となる極上のあまあまによってその皮は完成する。 その食事が終わったと見ると、ボンベを持ってきた男がゆっくりたちがいる小部屋が密 閉されていることを確認し、壁から突き出た突起を掴んでそれを右に動かした。 小さい正方形の壁がスライドして、そこには小さな穴が現れる。 ボンベから伸びるホースの先端をそこに突っ込むとぴったりとはまった。 「ガス入れまーす」 ボンベを操作して、中身を小部屋に注入する。 「ゆ、きゅぅ……」 「ゆっ、く……」 「ゆぴぃ……」 ボンベに入っていたのはゆっくりに効果のある睡眠ガスだ。今まで食べたことのないよ うなあまあまを食べて、ただでさえ眠たくなっていたゆっくりたちを眠りに誘うには十分 すぎる。 「よし、出すぞー」 「「はーい」」 すっかり熟睡した面の皮のあついゆっくりたちは、ちょっとやそっとの刺激では目覚め ない。 それをぼんぼんと箱に詰めていく。 「よし、いくぞ」 「「はーい」」 箱を乗せた台車が移動し始める。 この後、加工部門へと搬入され、ゆっくりたちは真っ二つにされて乏しい中枢餡を破壊 されてそうとも気付かずに死を迎える。 その後、彼らの皮は薄く削ったり、四角く加工されたりして出荷されるのだ。 一生をゆっくりしていたその皮は弾力に富み、それ自体が強烈な味を持っていないため に色んな料理に使用することができた。 特殊な薬品を使い、その薬品は加工所が特許を持っていたためにほぼ独占状態であった。 「おーし、次来るぞー、選別だ」 「「はーい」」 その日もまた、人気商品の素がベルトコンベアーに乗ってやってきた。 「おきゃあしゃあああああん! ゆっくち! ゆっくち!」 「お……」 ゆきゅきゅ、と笑っている「合格品」に混じって、母親を求めてゆぐゆぐ泣くれいむが いた。 そのれいむは、肌も髪もかなり美しく、生まれるところが違えばブリーダーにまたとな い素材と認められ、ペットゆっくりへの道を歩んだかもしれなかった。 だが、ここは、ゆっくり皮の製造部門。 面の皮のあついゆっくり以外は――。 「こいつは、失敗作か」 終わり 書いたのははじめて加工所もの書けて嬉しいのるまあき。 過去作品 anko429 ゆっくりほいくえん anko490 つむりとおねえさん anko545 ドスハンター anko580 やさしいまち anko614 恐怖! ゆっくり怪人 anko810 おちびちゃん用のドア anko1266 のるま anko1328 しょうりしゃなのじぇ anko1347 外の世界でデビュー anko1370 飼いドス anko1415 えーき裁き anko1478 身の程知らず anko1512 やけぶとりっ anko1634 かわいそうかわいそう anko1673 いきているから anko1921 理想郷 anko2087.2088 とんでもないゲス
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《難題「火鼠の皮衣 -焦れぬ心-」》 No.116 Spell <第二弾> NODE(5)/COST(3) 術者:蓬莱山 輝夜 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:装備 【装備】 神器 (自動γ): 〔このキャラクター〕がダメージを受けた場合、〔全てのプレイヤー〕にXダメージを与える。Xはこのキャラクターが受けたダメージの値に等しい。 攻撃力(-)/耐久力(+6) 輝夜が阿倍御主人に持参を求めた、火山に住むと言われている火鼠の皮で出来た衣。 (SP-24:右大臣阿部御主人は唐からの交易船の王慶に黄金を渡し、輝夜が求める伝説の衣を持って来させた。) Illustration:阿佐ヒナ (SP-24:えふぇ) コメント 蓬莱山 輝夜のスペルカード。 耐久力を大幅に増加させ、また受けたダメージを両プレイヤーにダメージとして与える効果を持つ。 耐久力が6も増加される為、かなり頑丈になる。 戦闘ダメージはもちろん、楼観剣や人界剣『悟入幻想』等のダメージもプレイヤーに及ぶことになる。 それらのキャラクターへのダメージをプレイヤーへのダメージへ変換できるので、 エンドカードにもなるが、相手のライフがこちらのライフを上回ってしまうと 自分が先に死ぬという事態も起きる。 デッキ構築時には特に注意しよう。 霧符『ガシングガーデン』を貼って突撃とかすると、かなりゴリゴリ削れる。 ただし自分もゴリゴリ削れる。防御キャラの攻撃力には注意しよう。 発想を逆転させて長期戦に縺れ込ませる事を目的として組み込む人間も居る。 その場合、大抵、ライフ回復デッキも兼ねている。 関連 第二弾 Based Starter(SP-24) スペシャルカード 蓬莱山 輝夜/1弾 蓬莱山 輝夜/5弾 蓬莱山 輝夜/10弾 蓬莱山 輝夜/13弾 永遠の月人チーム 不滅の敵愾チーム 五つの難題 『永夜返し -世明け-』 神器
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神木出頭 編集 +値 ダメージ量 再使用時間 忍法経験値 忍法強化 +0 攻撃力x4.0 16.0秒 300 742,000 +1 攻撃力x6.0 15.9秒 960 1,187,000 +2 攻撃力x8.0 15.8秒 3,070 1,900,000 +3 攻撃力x10.0 15.7秒 9,820 3,040,000 +4 攻撃力x12.0 15.6秒 31,420 4,860,000 +5 攻撃力x14.0 15.5秒 100,540 7,780,000 +6 攻撃力x16.0 15.4秒 321,730 12,440,000 +7 攻撃力x18.0 15.3秒 1,029,540 20,000,000 +8 攻撃力x20.0 15.2秒 MAX
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羊の皮を被ったドラゴン Pt.3 傭兵部隊評価:12レベル 場所:ライラ共和国内 TOMANS 雇用主:クリタ家 敵対勢力:シュタイナー家 ミッションタイプ:襲撃 難易度:75 トン数制限:340 クリタ家 「FIELD COMMUNICATION OMEGA SECURITY FOR YOUR EYES ONLY 」 星系地図
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作成者 匿名F 体力 1,000,000 攻撃力 22,500 射程 500 攻撃対象 範囲 攻撃発生 15F 攻撃頻度 90F 移動速度 5 KB数 10 ドロップ金 4444 属性 ゾンビ 浮 ベースとなる敵 イカ天 特性 3連続攻撃 7,500 7,500 7,500(15F 28F 41F) 30%で30%の毒撃 コメント 名前 コメント 来訪者数 今日 - ; 昨日 - ; 合計 - ;
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名前;ウォール 職業;分厚い面の皮 種族;オーク HP;188 MP;0 源泉;0 耐性;10 素早さ;10 スロットⅠ ブラックガード;初期能力/防御属性が「闇」になる/他のガードと同時装備不可 スロットⅡ ガントレットⅡ;初期能力/HP+8・MP-4 スロットⅢ ロングソードⅡ;消費HP4/5ダメージ スロットⅣ スロットⅤ スロットⅥ 備考(特徴とか性格); 表記なし とにかくHPが多い!壁となる為の強さがあります>< 闇属性なので基本三属性(炎・氷・雷)からのダメージが半分になりますので、 光にさえ当たらなきゃかなり頑丈ですね>< でも光属性への対策もそう時間はかからないと思われます>< 皆の作ったキャラ
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前へ 周りの生徒たちの視線を遠ざけるように、小さな円になった私たち。 そこで打ち明けられた、お嬢様からの相談っていうのが・・・ 「・・・なるほど。それは面白いですね、お嬢様」 「うん、絶対なかさきちゃん喜ぶよ!うちも協力するっ」 「じゃあ私、学校新聞にお嬢様のご提案を掲載しますね」 「じゃじゃじゃじゃあ私も協力します!フヒヒヒwww」 それは弱っているなっきぃへの、お嬢様からのサプライズ提案。 テンパってなければ結構的確な意見をくれる熊井さんと、お嬢様を中心に、 “それ”を実行に移すため、私たちは本格的な話し合いに入った。 放課後も学園祭準備の合間に時間を取って、ミーティング。 結構長引いてしまって、お迎えの車が岡井邸の門扉に着く頃にはもう19時近くなっていた。 「・・・あの、えりかさん」 「はい?」 私は寮に、お嬢様はお屋敷へと別れる途中、ふいにお声がかかった。 「・・・あの、えっと、も、もし、お嫌でなければ」 「いいですよ、なっきぃが回復するまで、何日でも泊まってってください。ウチの狭い部屋でよければ」 「本当!?ありがとう、えりかさん」 お嬢様は仔犬みたいにぴょこんと跳ねてから、あとで準備して伺うわと笑顔で手を振って去っていった。 「あ、えりかちゃんおかえり」 一息つこうと向かったロビーのソファ。そこで栞菜と舞ちゃんが、ペンチやらニッパーやら工具を片手になにやら作業をしていた。 「な、何してはるんですか・・・」 舞ちゃんの可憐なお膝に、鎧兜と保護メガネが一体になったような不思議なマスクが乗っかっている。・・・なんだっけ、これ。昔映画かなんかでみたような・・・ 「あ、これね。これはガスマスク。」 「・・・はい?」 「執事さんから、お屋敷でいらなくなったガラクタもらって作ったの。舞栞菜特製、ダー○ベイダーモデルだよ。これ被ったら、千聖もなっちゃんのお見舞いに行けるでしょ?」 ――なっきぃ、シュコーシュコー。お加減はシュコーどうかしらシュコーシュコー ――ギュフー!!!(バタッ) 「・・・それは、やめたほうがいいのでは」 「ん?なんで?」 2人とも、せっかく賢く生まれてきたっていうのに・・・こういうのを才能の無駄遣いって言うんですね、わかります。 無駄に完成度の高いそのマスクを被った栞菜が、あの映画のテーマを歌いながらウロウロ動き回っていると、背後でヒッと息を呑む声がした。 「あ、千聖」 「あ、ああああのどどどどちら様でフガフガフガフガ」 「シュコー、お嬢様怖くないシュコーですよグヒョヒョヒョでもこれシュコー超息苦しいシュコーんですけど」 涙目であとずさるお嬢様を庇うように、めぐぅが前に立ちはだかった。 「この℃変態め!お嬢様に危害を加えたら許さないからねっ!」 「まだ何にもしてないシュコーかんなっ」 拳法のポーズを取る鬼軍曹メイドVS、首から下はルームウェアのダー○ベイダー。何それ怖い! 意味不明な緊張感に包まれているロビー。それをどうにか取っ払おうとしたのか、お嬢様がめぐぅの背後から、引きつった笑顔を見せた。 「あ、あら、栞菜だったのね。ウフ、ウフフフ・・・な、な、なぁに?そのマスクは」 「ハァーンお嬢シュコー様!これはですねシュコー」 そのまま近づこうとする栞菜からマスクを剥ぎ取って、「ちしゃと。これはね、ちしゃとがなっちゃんの・・・」と舞ちゃんが説明を始めた。 「まあ・・・それを、千聖が?」 お嬢様は目を丸くして、お面の表面をそっと指で辿った。 リボンとかピンク色とか、可愛らしいアイテムが大好きなお嬢様のことだから、さすがにこれはちょっと・・・と思っていたら 「め・・・村上さん。これを被ったら、なっきぃに会ってもいいのかしら?」 「えぇっ!」 意外なほど、お嬢様はあっけらかんとした表情だった。 「いや・・・ちさ・・・お嬢様。それはちょっと・・・うーん」 いつもなら両手で思いっきり×を作って「ダメですっ!!」と叫んでいたところだろうけど、根本的には優しいめぐぅ、舞ちゃんや栞菜の汚れた手を見てしまったら、無碍に断れるものでもなかったらしい。 「あ、あのさ!」 微妙な空気になりかけているのを悟って、私は慌てて口を開いた。 「側にまで行くのは難しいかもだけど、せめて部屋の玄関か廊下までっていうのはどうかな?ほら、大丈夫だよこんな立派なマスクがあれば!あははウチも被っちゃおうかなーとかいってw」 カポッ ――うえっ、蒸し暑っ! 「プッ・・・もう、仕方ないですね」 1人で焦りまくってる私が面白かったのか、めぐぅは表情を和らげて、お嬢様の頬を軽く撫でた。 「いいですか、廊下までですよ。早貴さんの顔を見たら、速やかに部屋から出る事!」 「めぐ、本当に?いいの?」 「はい。・・・私だって、別に鬼じゃないんですから」 最後の発言に舞ちゃんと栞菜は首を捻っていたけれど、とにかく、めぐのお墨付きということで、お嬢様は律儀にマスクを被って、階段を上がっていった。 「シュコー」 「んへぁっ!?」 「うひゃあ!」 そして丁度、なっきぃの部屋から出てきた愛理と舞美ちゃんが、ダースお嬢様を見て腰を抜かした。 「あはは、驚かせてごめん。あんまり気にしないで・・・。それより、なっきぃはどう?」 「へえ?あ、え、えーっと、だいぶ回復してきたみたい!今は微熱ぐらいだし、さっき鮭と梅干のおかゆも食べてたよ!あはははは!」 喋りながら、お嬢様のマスクをコンコン叩いて遊ぶ舞美。 「ねーあとで私にも被らせて!これでなっきぃのとこ行ったら、ショックで逆に元気になるんじゃない?とかいってw」 「ケッケッケ。私も興味あるなぁ~。じゃあまたね!」 最初はびっくりしたものの、さすがの適応力というか。2人はニコニコしながら、お屋敷のお手伝いをしに、1階へ下りていった。 その背中を見届けて、ついにお嬢様はなっきぃの部屋の前に立った。 「うるさくしちゃったら悪いし、こっからはえりかちゃんと2人でね」 肝心なところは暴走しないでくれる舞栞菜に安心して、私は深呼吸を一つ、なっきぃの部屋にお邪魔した。 「ちょっと待っててくださいね」 ベッドルームに繋がる廊下でお嬢様に一声かけて、一人でなっきぃのベッドまで足を運ぶ。 「なっきぃ、お疲れのとこごめんね」 「あ・・・えりこちゃん」 ちょうど、布団に入ろうというタイミングだったなっきぃは、少し赤みの戻ったほっぺたを緩めて微笑んだ。 今朝は起き上がるのもつらそうだったぐらいだから、舞美たちの言うように、かなり良くなってきたみたいだ。 「ケホケホ・・・ごめんね、まだ咳だけ残ってて」 「無理しないで」 律儀に立とうとするなっきぃの肩を抱いて、そっとお嬢様のいる方向を指さす。 「シュコー」 「ひぎぃっ!」 一瞬、その異様な出で立ちに目を剥いたものの、なっきぃはそれが誰だかすぐにわかったみたいだ。 「えりこちゃん・・・」 みるみるうちになっきぃの目に涙が溜まって、お鼻が真っ赤になった。 「よかったね」 「ん・・・」 「シュコー」 ブハッ 顔だけダー○ベイダーの小さな肢体を見つめながら涙ぐむ、病床の少女。よく考えればシュールなこのシチュエーションは、私の笑いのツボをゆっくり刺激し出した。 「さ、さて!なっきぃはこのまま療養に専念すること!これで微熱も引いたら、お嬢様をちゃんと部屋にお招きできるからね。また寝る前に、お嬢様と来るから」 「うん・・・ありがと、ケホケホ」 はにかむ笑顔に、安心感を覚える。 このまま例の計画とともに、なっきぃの体調も本調子になるといいな、と思いながら、私はダースお嬢様の肩を抱いて、ひとまず部屋をあとにした。 次へ TOP
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Dionysusディオニュソス魔神ギリシア----------出典----------ギリシア神話、オルフェウス教 酒(葡萄酒)と陶酔の神であり、音楽と舞踏の神でもある。 時代が下ると、ヘスティアに代わり、オリュンポス12神の1人に数えられる。 元々はトラキア地方の豊穣神であり、インド神話のソーマがギリシア化したとも考えられている。ヘレニズム文化隆盛の時期に最も信仰が盛んで、オルペウス教の概念では、最高神とまでされた。 主神ゼウスとテーバイの支配者カドモスの娘セメレとの間の子である。しかしヘラの嫉妬によってセメレは死に、胎児のディオニュソスも死ぬところをゼウスが救い出し、自らの太腿に埋め込み、数ヵ月後に無事誕生した。 一般的に華奢な青年で描かれ、豹か小鹿の皮、或いは長いローブで身体を包んでいる。長い巻き髪の頭には葡萄の蔦と房の冠をのせ、片手にテュルソスという杖を、もう片手には葡萄か葡萄酒の入った杯を持っている。 ミノスの娘アリアドネと結婚し、オイノピオン、エウアンテス、スタピュロスの3人の息子をもうけた。 彼は、サテュロス、シレノス、マイナス、プリアポス、パン、アリスタイオス、ケンタウロス、そして数多くのニンフを従え、歌わせ踊らせた。 ディオニュソスは、各地の神々と同化しており、プリュギアのサバジオス、リューディアのバッサレオス、クレタのザグレウスを吸収し、彼の伝説を豊かにした。ローマ神話のバッカスとも同一視される。また、『解放者』を意味するリュアイオス[Lyaios]の異称でも呼ばれた。 ディオニュソスはトラキアを降り、ギリシア全土を旅し、エジプト、インドにまで遠征した。再びギリシアに戻った頃には立派に神としての力を付けていた。しかし、トラキアの王リュクルゴスや、テーバイの王ペンテウス、そしてアルゴスの住民は彼を神と認めなかった。怒ったディオニュソスは、王自身や国の女性を発狂させてしまった。その中の話は、エウリピデスの『バッカイ』の題材になっている。その後、彼は冥府へ降り、母を救い、また、オリュンポス山にて巨人との戦いにも参加した。
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《難題「火鼠の皮衣 -焦れぬ心-」》 No.116 Spell <第二弾> NODE(5)/COST(3) 術者:蓬莱山 輝夜 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:装備 【装備】 神器 (自動γ): 〔このキャラクター〕がダメージを受けた場合、〔全てのプレイヤー〕にXダメージを与える。Xはこのキャラクターが受けたダメージの値に等しい。 攻撃力(-)/耐久力(+6) 輝夜が阿倍御主人に持参を求めた、火山に住むと言われている火鼠の皮で出来た衣。 (SP-24:右大臣阿部御主人は唐からの交易船の王慶に黄金を渡し、輝夜が求める伝説の衣を持って来させた。) Illustration:阿佐ヒナ (SP-24:えふぇ) コメント 蓬莱山 輝夜のスペルカード。 耐久力を大幅に増加させ、また受けたダメージを両プレイヤーにダメージとして与える効果を持つ。 耐久力が6も増加される為、かなり頑丈になる。 戦闘ダメージはもちろん、楼観剣や人界剣「悟入幻想」等のダメージもプレイヤーに及ぶことになる。 それらのキャラクターへのダメージをプレイヤーへのダメージへ変換できるので、 エンドカードにもなるが、相手のライフがこちらのライフを上回ってしまうと 自分が先に死ぬという事態も起きる。 デッキ構築時には特に注意しよう。 霧符「ガシングガーデン」を貼って突撃とかすると、かなりゴリゴリ削れる。 ただし自分もゴリゴリ削れる。防御キャラの攻撃力には注意しよう。 発想を逆転させて長期戦に縺れ込ませる事を目的として組み込む人間も居る。 その場合、大抵、ライフ回復デッキも兼ねている。 収録 第二弾 Based Starter(SP-24) スペシャルカード 関連 「蓬莱山 輝夜」 蓬莱山 輝夜/1弾 蓬莱山 輝夜/5弾 蓬莱山 輝夜/10弾 蓬莱山 輝夜/13弾 蓬莱山 輝夜/17弾 蓬莱山 輝夜/19弾 場で「蓬莱山 輝夜」として扱われるカード 永遠の月人チーム(連結) 不滅の敵愾チーム(連結) 術者が「蓬莱山 輝夜」であるスペルカードを参照するカード 蓬莱山 輝夜/5弾 五つの難題 「永夜返し -世明け-」 神器